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よしかいの小さな哲学美術館

【語り】似てぬ顔絵を描く理由

「えことば」という短編の物語を作ったり、絵本を制作したり、絵を描いたり、「似てぬ顔絵」を描いたり、絵と言葉にまつわる色んな制作をしてます。

今日は私が制作している「似てぬ顔絵」についてお話させていただきます。

目次

似てぬ顔絵って何?

みなさんのイメージ通りかと思いますが、「似顔絵」と「似てぬ」という言葉を組み合わせて作った造語です。
この形に行き着く前は、イベント出店で売るものがなかったため、似顔絵を描いて提供していました。

【オーダー作品】スグルッチ第三形態

数百名の似顔絵を描いていく中で、外見以上に『その人の内面や空気感』を表現することに価値を感じるようになりました。
描く方の特徴を表現できるようになってきて、自信がついてきたから挑戦したいと思えました。

 

顔だけでなく、その人の日頃大切にしている思想や物事を知り、より詳細にユニークに作品として記録したい。
そのような想いを持って似てぬ顔絵を描き始めました。

スマホで写真が手軽に、
AIでイラストが手軽になった時代

現代はスマホで手軽に写真を撮れるようになったからこそ、1枚1枚の写真への思い入れが減ったように感じます。

 

20年前は使い捨てカメラを使用して、限られた枚数を大切に場面を選びながら気合を入れて撮影し、仕上がりは後日カメラ屋さんに現像してもらって初めて見れるものでした。

 

10年前はスマホの画質は低く、デジタルカメラを使用して撮影し、仕上がりはその場で確認できるけど枚数に限りがあり、現像する楽しみがありました。

 

現代は、スマホでほぼ無制限に写真を撮り記録できることで、利便性は上がったものの1枚の写真に対するワクワク感や思い入れは少なくなった様に思います。

【オーダー作品】みっきー2.0

イラストや絵画も少し似ていて、AI生成で人間が描いた以上のクオリティの似顔絵や様々なテイストのイラストが瞬時に誰でも作れるようになりました。

 

この様な時代に、本当に喜んでいただける似顔絵やイラストをどのように届けるか?そもそも必要なのか?そんな風に感じました。

だからこそ、少しでもその方の大切にしているものを知り、内面を抽出するこのアートが、『今』を刻む特別な手段になるのではないかと思いました。

似顔絵について思っていること

私自身もイベントで出展する際は「似顔絵」を描いており、ご本人様だけでなく、ご家族やカップル、お子様、ペットなど様々な似顔絵を描かせていただいています。
似顔絵のアンチではないですし、本当にお客様に喜んでいただける素晴らしいものだと思っています。

似顔絵

「似顔絵」にしても「似てぬ顔絵」にしても共通している思いは、部屋に飾ってアートとして気持ちが上がるものを届けようと思っています。
一般的な似顔絵は『思い出』として大切にされるものですが、私はそこに『インテリアとしてのワクワク感や楽しさ』を加えたいと感じました。

だからサイズ感も小さめ(A6サイズ)に、特徴を捉えて似ているんだけどアートに昇華されている飾れる似顔絵を意識しています。

お客様の想像を超える価値を届ける

自分も知らなかった自分に「似てぬ顔絵」を通じて出会ってほしいと思いました。
きっと、人それぞれに漠然と「自分はこういう人間だろう」「自分の好みはこういうものだろう」という自己イメージはあると思います。


でもそれは敢えて書き留めたり、記録したりせずに、ただ日常の中で忙しい時間の中で薄れていき、遂には忘れてしまうことが多いように感じます。

【オーダー作品】2226年 馬場chanの肖像

だから、卒業アルバムや家族写真、成人式の写真、節目節目で記録したい大切な写真のように、その人だけのオリジナルアートで残したい。
今までの人生を振り返って「自分とはどんな人だっけ?」を抽象的なアートという存在で記録したら面白いのではないかと思い「似てぬ顔絵」を描き始めました。

 

絵のような、本のような、アルバムのような、そんな不思議な体験価値を届けたいという想いで制作しています。

これからのこと

先のことは全くわかりませんし、計算しているわけでもありません。
ただ、多くの方の人生を記録したいなと思っています。


自分自身の絵本やえことば制作といった創作活動をしながらも、似顔絵や似てぬ顔絵みたいなお客様と直接接点のある血の通ったリアルな作品を届ける活動をしていきたいと思っています。

 

ここまで長文を読んでくださり、貴重なお時間を使ってくださり、ありがとうございます。
また、定期的に作品のことや創作の想いを伝えていきたいと思います。

「似てぬ顔絵」は、イベント出店などのリアルな場でも定期的にお描きしています。
実際の作品の雰囲気や、今後の出店スケジュール、日々の制作の裏側などはInstagramで発信しています。

 

「ちょっと気になるな」「次の出店タイミングで描いてもらおうかな」と思ってくださった方は、ぜひ気軽にフォローして覗いてみてください。

 

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